トナリノとは

なぜ自然療法なのか?

私は幼少期から動物と暮らせない環境で育ち、犬猫に限って言えば、きちんと最期まで見れたのは中学生の頃に保護した猫1匹のみでした。当時ただ動物が好きなだけだった私は、その子が癌を患ったときも獣医さんの説明をよく理解できず、一般的な癌治療以外にもしてあげられることがあるかどうか探すことすらしませんでした。
その子の最期は決して穏やかだとは言えなかったし、後々振り返ると、きっとできることがまだまだあったように感じます。

元々はドイツの動物保護や動物福祉に関心を持って渡独した私が、ドイツの人々の暮らしに根付いた自然療法に出逢ったのは偶然でなく必然だったのかもしれません。

大抵の不調はハーブティーを飲んでしっかり身体を休めることで治してしまう彼ら。
それはまるで、本来自分に備わっている力を信頼しているようにさえ思えます。


彼らの動物に対する接し方、捉え方もそう。決して過剰に飾り付けしたり過保護になったりせず、自然に重きを置いてその動物種らしく接しているように見えます。

住まい環境も考え方も「自然」を愛するドイツの文化に触れ、動物のケアにおいてもその考え方が活かされた動物自然療法を学び、ティアハイルプラクティカー(動物自然療法士)になりました。

私が元々一生をかけて取り組みたかった、日本の動物を取り巻く環境を良くするというテーマは今、
動物自然療法での新たなケアという、少し本来とは違う形で進行中です。

あのときの愛猫にしてあげられなかったことを、今を懸命に生きる子たちへ。
その子たちのご家族の隣で支える存在でありたいと願っています。

ティアハイルプラクティカー(動物自然療法士)とは?

動物に対する自然療法の施術やアドバイスを行う専門家です。
ドイツでは国家資格ではないものの、
ティアハイルプラクティカーは動物病院勤務や自身の診療所を構えてアドバイスや施術を行っています


動物自然療法専門学校Akademie für Tiernaturheilkunde卒業生であることを証明する証票
記載のドイツ語では「正しく試験に合格し卒業したティアハイルプラクティカー」と書かれています。

トナリノの略歴

トナリノ 野原 真梨花

ドイツと動物、を知る

幼少期より動物が好きで、中学生の頃より動物福祉に関心を持つ。
「ドイツは動物にフレンドリーな国」という言葉を聞いたとき、ドイツ語を学んでドイツに見に行ってみよう!と思い立ち、大学でドイツ文学ドイツ語学専攻。

■ 関西学院大学文学部文学言語学科ドイツ文学ドイツ語学専修 卒業

ドイツへ渡る ティアハイムベルリンにて非常勤勤務

19歳のときに初渡独。大学4年生のとき、ヨーロッパ最大といわれる動物保護施設・ティアハイムベルリンを訪問。

2015年よりベルリンで暮らし、ティアハイムベルリンと猫の保護団体にてボランティアを開始。
2017年、ティアハイムベルリン猫セクションにて非常勤飼育員として勤務。

動物福祉活動と並行する形で、動物自然療法学校Akademie für Tiernaturheilkunde校にてティアハイルプラクティカー(動物自然療法士)コースを受講。Web学習、各週末セミナー参加、本校教育実習を経て、2017年11月に卒業試験に合格し、卒業。

■ Akademie für Tiernaturheilkunde(Tierheilpraktiker Kombi-Lehrgang Hund/Katze) 卒業
  ※ドイツの動物自然療法専門校(出席学習&リモート学習型犬猫コース)

帰国、動物看護師の傍ら、動物自然療法施術-トナリノ- を開業

帰国後、日本の動物病院にて動物看護師として動物医療の臨床を経験(個人病院~グループ病院。一般病院~自然療法系。)

2020年に開業以降、原則として訪問型の動物自然療法ケア・アドバイスを提供し、
2021年5月に屋号をトナリノに変更。

2024年、国家資格である愛玩動物看護師免許取得。
現在は猫専門の動物病院で週に一度、動物看護師として勤務しつつ、トナリノの活動を行っている。

保有資格、各種証書

ATM校卒業証書

周囲にはほとんどドイツ人しかいない環境で、完全ドイツ語のみの学習。最初は教科書1ページ読むだけでも何日もかかり、出席セミナーは大学の授業さながらで一日中頭痛がしたのを覚えています。

それでも知らないことばかりの自然療法の世界。西洋医学で解決できないときに次の一手となる可能性を強く感じました。

Goethe-Zertifikat C1 合格証

「社会生活において言語を効果的に、柔軟に使いこなすことができ、一部ドイツの大学で語学試験が免除されるレベル」とドイツ語専門機関で説明されています。

今後の構想として、ドイツと日本の動物関係を繋ぐような活動もできたらいいなと思っています。

バイタルキノコ講座修了証

動物自然療法士Swanie Simon先生による動物自然療法学校のバイタルキノコ講座(オンライン参加型)を受講。約2ヵ月間のドイツ語での授業でした。

バイタルキノコとは、日本で有名な霊芝やアガリクスのような身体に特定の作用が期待されるキノコであり、長きに亘って研究が進められています。

その研究自体は日本や中国で最も盛んであると講義中に教わりましたが、どうやら動物の分野にその恩恵が届くまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

受講を通して、巷に溢れるサプリメントを選ぶ際の基準を考えたり、バイタルキノコの可能性を感じる大事な学びがありました。

第一種動物取扱業

名称   トナリノ
氏名   野原 真梨花
動物取扱責任者   野原 真梨花
所在地   西宮市東鳴尾町1-3-11
種別   保管
登録番号   西宮市第202406号
登録年月日   令和2年4月27日
有効期限の末日   令和7年4月26日

トナリノのつぶやき

トナリノを通じて愛犬さんや愛猫さんのことをより深く理解することで、「自分の子の福祉を向上させたい」という願いを飼い主さんにより一層強く抱いて頂く。



そのことにより犬や猫という動物をより正しく理解できる方を増やし、家庭内での人と動物のより良い共生スタイル、しいては日本の人と動物がより良い共生関係になることを願っています。


日本の動物福祉の向上のため、殺処分問題に直接関わる方、捨てられた動物を救う方、処分場に持ち込まれる動物を減らすため繁殖制限に取り組む方、様々な方面で様々な活動がなされています。


トナリノはその中でも、家庭内動物と飼い主の相互理解を深めるため活動して参ります。動物を正しく理解できる動物好きを増やすことにより、人と動物がより理想的な共生ができるよう目指します。

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氏名(フルネーム)、動物種、頭数を記入のうえ、
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