自然療法とは?どんなときに自然療法が活躍するのか?

皆さんこんにちは!トナリノの野原です。

今回は前回に続いて、自然療法ってなんなのだろう?そして、どういうときに自然療法が活躍するのか?ということについて書いていきます。

と、その前に注意書き。
他の分野でも然りですが、自然療法に携わる方々の間でも様々な見解があり、考えてることは人それぞれです。

ということで、ここに書くのはあくまで私の見解なので、「えー!違うー!」なんて思わずに、「そういう意見もあるんだなぁ」程度で生易しく読んでみてください(笑)

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自然療法の種類はたくさんある!

まず大前提として、私たちが今当たり前のように受けている医療は現代医学(西洋医学とも言う)です。
この医療は、科学の力を利用して生体や病原体、病気の原因を捉え、治療します。

このスタイルは19世紀後半より発展していきました。

ということは、それ以前は世界各地で、その地域の医療があったということになります。

その医療のことを伝統医療と言い、私たちがよく知っているところでは中医学、東洋医学、アーユルベーダなどがそれに当たります。

また、伝統医療ではないものの、18世紀後半にドイツの医者、サミュエル・ハーネマンさんが発明したホメオパシー。これも自然療法のひとつに分類されます。

ちなみにハーネマンさんがホメオパシーを開発するに至ったきっかけは、その当時行われていた「野蛮な医療(患者が苦しみを伴い、ときにはそれが原因で亡くなるような医療行為)」に強い疑問を頂いたからでした。(ホメオパシーについてはゆくゆく、少しずつ書いていけたらと思います)

こういった伝統医療と呼ばれるものや、ホメオパシーなど代替療法と言われるもの、現代医学以外で行う療法を自然療法と言います。

また、科学的なものを用いずに自然由来のものや手技でもってケアをすることも、自然療法と呼ばれています。

自然由来でないものを用いたホメオパシーなんかもあったりするので、厳密に言えば前者(現代医学以外の療法)がデフォルトな気がしています。(皆さんのイメージでは「自然由来」という文言が印象的なのではないでしょうか?)

ということで自然療法、そう考えたらものすごくたくさん種類があるのは想像できますか?

以前セミナーをするために自然療法の種類を一例だけ挙げたことがありますが、自分でも思ってた以上に種類がありました。

ちなみに図解が分かりやすかったので、参考までにリンクを貼らせて頂きます。(勝手にリンク付けていいのだろうか…。ダメだったらご指摘ください<(_ _)>💦)

ドイツはハーブ系が店頭に多く並んでいます。

動物自然療法の施術って何をするの?

結局何が言いたいのかというと、自然療法って1つ2つじゃなくて、いろんな種類、いろんなやり方が存在しているということです。

私がトナリノとして活動するうえで”動物自然療法施術”という名前が「つまりは施術で何をするのかわからない」と言われがちです。

そうですよね、他のセラピストさんは「整体」「マッサージ」「お灸」など、一目見て何をするのかが明確ですもの。

あまりにも小さな活動なので、もっと多くの方に知ってもらえるように表現の仕方を変えようかと思ったこともありました。

ただ、私がしたいのは、その子の体調が良くなるように、その子とご家族の生活がより良くなるようにするために私ができることを、考えつく限り提供することなんです。

私が知っていて実際に提案できる自然療法はドイツ自然療法系か東洋医学系が中心ですが、マッサージだけ、お灸だけに絞らず、これからも動物自然療法という名前を背負ってやっていきたいなぁという次第です。

その子に合ったケア方法を日々模索しています。

自然療法はどんなときにするものなの?

私が思うに、人間の分野、動物の分野限らず、自然療法の活躍の場は結構あります。

例えば東洋医学の考え方でいくと、「未病」という状態が存在します。

未病とは、簡単に言うと病気とは言えない不調を抱えている状態のことです。

普段意識していないだけで、考えてみると、愛犬さん/愛猫さんでもご自身でも思いあたることがあるかもしれません。

「ここが普段と違うんだけど、病院に行くほどでもないよなぁ」

まさにこれが未病の状態。
動物病院に行っても「様子見で」か「希望されるならお薬出しますよ」で終わってしまう。

だからといって何もせずに放置すると、場合によってはそれが大きな不調と化してご自身や愛犬さん/愛猫さんが苦しむことになるかもしれません。

未病の段階こそ、自然療法のお手当てでその症状をケアしていくことが望ましいです。

実際トナリノのケアを続けてくださってる方々の中には、

・今は特に不調はないのだけど、定期的に自然療法のケアで調えたい。

・病院に行くほどではないけど、ずっとこの症状が気になっている。

・現在闘病中で、病院での治療と並行して自然療法のケアをしてほしい。

・ハイシニアだったり看取り期に入っているが、この子が少しでも楽に過ごせるよう手伝ってほしい。

など、様々なライフステージ、様々なコンディションの子がいます。

これは治療でなくあくまでケアですし、自然療法のお手当ては身体に負担をかけずに作用するため、数回やって症状がなくなりました!ということはあまり期待はできません。

ですが、定期的に長く関わることで、ご家族が意識的に観察・管理したり、大きな不調が起こる前に体調の変化に気がつくようになることが多いです。(実はここがトナリノの裏テーマなのですが、これもまたの機会にお話できれば!)

ということで、自然療法が活躍する場。

それは、人も動物も、「どの段階でも活躍できる」が私の回答です。

必ず診察代の上でなくてもいい、どこでもできるのです。

考え方が偏りすぎないよう意識しよう。

もう一つ、私が大事にしているスタンスは、偏りすぎないこと。「間」にいることです。

基本的には人の自由なので、「よく分からないから現代医学で充分かな」「できるだけ自然なケアでやっていきたい」など様々な意見があって全然いいと思っています。

ただ注意したいのは、

・科学が全てであり、他は全部間違ってる!

・自然療法だけでやっていくから現代医学は一切受けたくない!

などと、大いに考え方が偏ると、2025年現在で活かせる治療やケアがこんなにたくさんあるのに、たくさんある選択肢を放棄してしまうことになります。

私は大前提、現代医学も自然療法も共存できると思っていて、統合医療の考え方を大事にしています。

できるだけ何かに固執するのではなく、自分の頭を柔軟にしてやっていきたいなと思っています。

大事なのはどうすればこの子にとって快適なケアができるのか、総合的に考えること。

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ご一読頂きありがとうございました!

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