ドイツにおける自然療法 ~なぜドイツを選んだのか~

こんにちは!ドイツ仕込みの動物自然療法士・ティアハイルプラクティカーの野原です。

私がドイツという国に興味を持ったきっかけは、ドイツは動物に優しい国だという情報を耳にした、ただそれだけの理由でした。
確かに動物福祉の分野においては日本でもドイツは有名ですよね。

では自然療法という分野では??

ということで、今回は私がなぜ“ドイツの”自然療法を選んだのかについてご紹介します。

目次

元々はただのワーキングホリデー

とは言ってもプロフィール欄にある通り、動物がきっかけでドイツに興味を持ち、大学でドイツについて学びました。
二度の短期留学を経て、ドイツという国自体(というか日常の過ごし方)が気に入り、ワーキングホリデーを使って1年住んだわけです。

はじめはただドイツを楽しむだけの生活でした。

自然療法(しかも動物向け)について知ったのは、お知り合いの獣医の先生にその存在について教えて頂いたからでした。

自然療法はドイツに限らず、数多くの国で取り入れられてます。

新たにその分野に興味を持った者として少し調べたところ、普段はあまり見えないだけで日本でも積極的に行ってる方々もいらっしゃることが分かりました。


残念ながら、他の国ではどのような自然療法が盛んで、どういう特徴があるのか等は詳しくは知りませんが、単に個人的な印象として、ドイツはとても盛んな方です。

自然との繋がりに重きを置くドイツ

ドイツは自然との繋がりを大事にしている国だと思います。

休日は森や公園でのんびり過ごす方も少なくありません。
物を大切に、修理しながら長く使う方も多い気がします。
(安い、早い、便利なものに慣れてしまっている私は反省して見習わなければといつも思います・・・)

場所にもよりますが、ベルリンでは街中でもよく緑を見ます。
あまり整えられてない緑です。

ときどき枝先を整えたり、落葉掃除などされてますが、基本的には放置(あくまで私の印象ですよ)。
人間の不都合になるような木をとっぱらうとか、掃除が楽そうな木を植えるとか、そういった考えは基本的にはないように思います。

何が言いたいかというと、人のメリットや商業的なところに走りすぎておらず、自然と共に生きているように思うのです。
(と紹介しつつ、街中のゴミの多さには驚きますが^^;)

だからなのかどうなのかは謎ですが、ドイツ人は化学的な医薬品以外で不調を治すことに比較的関心が高いように思います。
(もちろん化学薬をバリバリ好む人もいますし、自然療法のことを知らない人だっていますよ。いろんな人がいますし、個人の自由ですし、全然いいと思います。)

この森もベルリン市内にあります。

自然と共に生きる

自然と共に生きている。

私はそんなドイツが好きです。

動物は自然の一部です。

そして人間も・・・。

キリスト教の考えが根付いている国なので、動物への考え方や死生観など日本と違うところもたくさんありますが、街中で見かける多くの動物は、その動物らしく生きているように見えます。

その動物たちを見るのが本当に好きです。
(※しつこいようですが、皆が皆そうではないですけどね^^;)

動物が心から喜んでる、楽しんでる姿を見るのが好きです。

だから私はドイツで自然療法を学びました。

客観性のある自然療法

あともう一点、これは私の学び舎Akademie für Tiernaturheilkundeだったからなのか、他の学校もそうだったのかは定かではないですが、自然療法を科学の未知の領域だけで済ませるのではなく、科学的に分かることはきちんと客観性をもって教えてもらいました。

ホメオパシー療法や東洋医学など、まだまだ現代科学では説明しきれない療法も少なくありませんが、少なくとも植物や鉱物等はどんな成分がどのように身体に働くのかが科学的に説明可能な部分も多いです。

このように自然療法を学ぶことによって、根の性格が疑い深い私でも

「自然療法はきちんと効くんだ」

と思えるようになりました。

ドイツの自然療法。

他の国の自然療法とはまた少し違うところがあるかもしれません。

機会があれば、もっといろんな国の自然療法を見てみたいと思うし、いろんな自然療法士さんとお話してみたいです。

大事なのは、現代医学での療法 OR 自然療法ではなく、現代医学 AND 自然療法(統合医療)であるべきだということ。

自然療法もとても魅力的な治療法ですが、現代医学が必要なときはしっかりそちらのお薬を使う。
その子によってそのタイミングで最も適切な治療ができるのが一番ですね!

本日もご訪問頂き、ありがとうございました!

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